きっとできる、かな。。

子どもとプログラミング教育の準備をしています。

『グラフを書く』から『グラフで表現する』へ

小学4年生からグラフの勉強をするようですが、グラフ作成はプログラミング教育で大きく変わりそうですね。

自分の記憶するグラフ作成の授業は、表でもわかる程度のデータを使って「正しく書く」ことでした。

表計算ソフトを使えば、大きなデータも簡単グラフにできます。他のデータと見比べたり、別のグラフで表現してみるといったこともできるので、きっと楽しいと思います。

これもプログラミング教育ですよね。ぜひやっていただきたいです。

 

国勢調査のデータを使ってグラフ作成をした時の感想でした。

産業別就業者の割合(まとめ)

またまた平成27年国勢調査の『6.3 産業(大分類)、男女別15歳以上就業者数及び産業別割合』ですみません。

都道府県の情報通信業の就業者割合と都道府県別情報通信業の就業者数のグラフです。

 イイタイコトは、プログラミングの仕事に関わっている父兄の割合は東京、神奈川、千葉、埼玉に集中しており、プログラミング教育においては特別な地域であるということです。

 

平成27年国勢調査 就業状態等基本集計  産業(大分類),男女別15歳以就業者 情報通信業割合 都道府県

平成27年国勢調査 情報通信業の就業者の割合(都道府県)

平成27年国勢調査 就業状態等基本集計  産業(大分類),男女別15歳以上 情報通信業就業者 都道府県

平成27年国勢調査 情報通信業の就業者(都道府県)





 

産業別就業者の割合(おまけ)

因みに、平成27年国勢調査の『6.3 産業(大分類)、男女別15歳以上就業者数及び産業別割合』で、情報通信業の就業者割合上位はこちらです。

 8%以上の市区は33ヵ所(東京(22)、川崎横浜(9)、千葉(2))。

すべて都心部ですね。

 

平成27年国勢調査 就業状態等基本集計  産業(大分類),男女別15歳以就業者 情報通信業割合 上位

情報通信業就業者割合の上位

 

産業別就業者の割合

平成27年国勢調査の中に、『6.3 産業(大分類)、男女別15歳以上就業者数及び産業別割合』というデータがあります。

東京都を抽出し、プログラミング関係の仕事をされている「G 情報通信業」就業者の割合をグラフ化しました。

「G 情報通信業」(赤)の割合は、都市部に集中しており、特に8%を超える地域は限られます。

『8%』

小学校の一クラス(25人)に、情報通信業に就業されている父兄が2名いる割合。

東京の市部では下記の通りです。

武蔵野市(9.8%)、調布市(9.2%)、小金井市(8.8%)、狛江市(8.6%)、稲城市(8.4%)、西東京市(8.3%)、国分寺市(8.3%)、多摩市(8.0%)

 

平成27年国勢調査 就業状態等基本集計  産業(大分類),男女別15歳以上就業者 情報通信業割合 東京都

東京都の情報通信業就業者割合

 

父兄の役割

ある小学校の物語で感じたことがあります。一つは、評価がないと成果にならないということ。

もう一つは、

『誰が何をどう評価すべきだったのか』

です。

先生達は皆さん頑張っていらっしゃいました。

「父兄の方々、見ていて下さい。」

そんな感じに見受けられました。

でも、父兄は観客なのでしょうか?

父兄も一緒にプレイヤーにならないといけないのではないでしょうか?

だって、父兄もプログラミング教育を受けたことがあるわけですから。

ある小学校の物語

むかしむかし、ある小学校に校長先生が赴任されました。
先生は校内でリーダーシップを発揮し、プログラミング教育を推進しました。iPadだけでなくWindowsパソコンやchrome bookも一人一台使えるようにし、スクラッチや教育版マインクラフトビスケットマインドストームも導入し、通常の授業のアシストだけでなく、プログラミングの授業も行いました。公立小学校では日本有数のプログラミング教育を推進し、好奇心の強い子供たちも、楽しく授業を受けていたそうな。
ただ、独自路線を強力に推し進めた結果、周囲と微妙な空気が流れるようになり、結局校長先生はは請われて隣の町に移られたとさ。
さて、残された子供たちにはどのような成果が残ったでしょうか?

役場の人に聞いたところ、、、何も残っていませんでした。。。

パソコン等もスポンサーに返却され、ネット上にわずかに記録が残されただけでしたとさ。

 

誰も何も評価しなければ、まったくの無意味になってしまいます。

 

ICTニュースの記事
2016/04/04  https://ict-enews.net/zoomin/matsuda2/

2016/02/01  https://ict-enews.net/2016/03/15ict-repo/

2014/09/05  https://ict-enews.net/zoomin/05aiwa/

 

東洋経済の記事
2016/01/29 https://toyokeizai.net/articles/-/101956

 

プログラミング教育の評価

プログラミング教育の成果をどのように評価しようとしているのか調べたところ、

文科省の『小学校プログラミング教育の手引き(第一版)』にたどり着きました。

第2章 小学校のプログラミング教育で育む力に、(5)プログラミング教育の評価があります。

プログラミング教育については、各教科等の学習を通じて、「プログラミ ング的思考」等を育むとともに、それぞれの教科等の学習をより深いものと することが重要です。プログラミングを実施した際の評価については、あく までも、プログラミングを学習活動として実施した教科等において、それぞ れの教科等の評価規準により評価するのが基本となります。すなわち、プロ グラミングを実施したからといって、それだけを取り立てて評価したり、評 定をしたりする(成績をつける)ものではありません。

『小学校プログラミング教育の手引き』プログラミング教育の評価

 

プログラミング教育として評価はしないそうです。。

プログラミングという教科や授業があるわけではない、だからプログラミング教育としてのは評価はないということのようですが、どうなのでしょうか?

評価されない取り組みに子供も親も先生もモチベーションを維持して取り組むのは大大変です。。

成果を出すには評価・フィードバックが必要だと思います。